2025年度 第2回 広報委員会

2025年度 第2回 広報委員会

2025年9月9日

2025年9月9日 神奈川代協事務局 参加7名

本委員会は、2024年度から継続してきた広報施策の進捗確認と見直しを軸に、活発な意見交換が行われました。特に、近年取り組んできた動画プロジェクトの効果検証をきっかけに、より“会員に届く・地域に伝わる”実務的な広報への転換を全会一致で確認。高コストな制作物偏重から、各支部の活動や会長メッセージ等を分かりやすく伝える紙媒体「ニュースレター」(仮称)と、ホームページの運用強化へと舵を切ることを決定しました。委員間の温度感は高く、前向きで具体的な合意が多数形成された有意義な会となりました。

  • 広報方針の再定義
    対外広報を主軸に据え直し、動画偏重から紙媒体(ニュースレター)と公式サイト運用の強化へ移行。読者が「読みたい・役に立つ」と感じる実用情報(各支部活動レポート、会長会見、行事案内 等)を中心に編集します。
  • 既存施策の効果検証
    動画の再生数・到達の実績が投入リソースに見合っていない点を共有。デザイン品質だけでなく、タイトル設計や導線設計など“マーケティング視点”不足が課題であったと総括しました。
  • メール施策(事業者紹介メール)の再始動
    週1配信を基本とする運用スケジュールを確定。無記名フォーム(アカウント不要)を活用し、担当者へは会員ページ経由ではなく個別メールでフォームURLを送付する運びとしました。
  • Web運用の底上げ
    各支部の投稿数不足を改善すべく、幹事会・イベントの開催報告は必ず投稿、開催場所・参加人数の明記、写真掲載の励行、過去ネタの掘り起こし投稿も推奨する方針を再確認しました。
  • 体制・連携
    広報委員長の交代意向が共有され、次回以降で具体化を検討。CSR領域との連携を強め、イベント発信や地域活動との相乗効果を高めます。

決定事項

  1. 広報戦略の方向転換
    • 紙媒体「ニュースレター」(仮称)を新たな主軸に。編集方針:各支部の活動・会長発信・行事予定等の“使える情報”を簡潔に。
    • 公式サイトは“必ず更新される場”へ。支部投稿の最低ラインを設定し、写真・会場・人数の記載を標準化。
  2. 事業者紹介メールの実施方法
    • 配信頻度:概ね週1回。依頼から配信まで約2週間の運用目安。
    • 入稿:アカウント不要フォームを使用。担当者へは個別メールでURL送付
    • 進行管理:連絡先リストを更新・再配布し、進捗の抜け漏れを防止。
  3. QRコード活用
    • 名刺・配布物等から公式サイトへ誘導するQRコード案を運営会議で確認。
  4. 投稿ルールの明確化
    • 支部幹事会・イベントは必ず掲載。写真は原則複数枚を推奨(目安5枚、最大は状況に応じて)。
    • 過去イベントのアーカイブ投稿も可とし、更新の“間”を作らない。
  5. 体制検討
    • 広報委員長交代を次回以降の議題として継続審議。CSR領域との連携・合流案も選択肢として検討。

共有・議論のポイント(要旨)

  • 効果検証の視点
    制作物の見栄え以上に、ターゲット・メッセージ・導線(タイトル/サムネ/配置)設計が成果を左右。
  • 各支部の発信支援
    投稿しやすい“型”(チェックリスト/テンプレ)を用意し、投稿ハードルを下げる。
  • 媒体の使い分け
    ホームページを基軸に、地域紙・フリーペーパー、イベント連携を状況に応じて併用。コスト対効果を継続モニタリング。
  • 公式LINE
    現状はコストを鑑みホームページ中心を継続。ただし将来の選択肢として知見収集を継続。
  • 働き方と運営負荷
    会議・報告の負担軽減のため、役割分担の見直しと“10人前後の機動チーム”案を検討。

未解決事項・リスク

  • 動画施策の今後(再設計/縮小/停止)の最終判断。
  • 会員限定サイト、外部情報ソース(有料誌等)の活用促進策。
  • 日本・都道府県の広報役割分担の明確化(独立性を尊重しつつ整合)。
  • メールキャンペーンの入稿遅延対策(担当者依存・連絡網の更新)。
  • ホームページの写真枚数・運用ルールの明文化。
  • 広報委員長交代の時期・後任体制の確定。
  • 年末行事(忘年会)の日程確定・会場手配。
  • 動画撮影の要否・担当割り振り。
  • 各支部予算配分と媒体選定の基準作り。

アクションアイテム(次回まで)

  • 事業者紹介メール
    フォームURLを担当者へ個別送付、連絡先リストを更新・再配布(紙含む)
  • 各支部
    イベント/幹事会の開催報告を必ず投稿(会場・人数・写真)。過去のアーカイブ投稿も推奨。
  • 公式サイト
    他地域の好事例を確認し、“最低月次更新”の型を提案。
  • QRコード
    運営会議で掲載可否を確認、掲載内容の原稿チェックを実施。
  • 次回開催
    12/2
  • 体制
    広報委員長交代案を具体化し、次回以降で決定。
  • 動画
    実施可否を判断し、必要なら撮影のみ等の軽量オプションで対応。

次回に向けて(編集後記)

本会は、「見られるもの」から「読まれて役立つもの」への転換点となりました。派手さよりも実効性を重視し、“更新され続ける公式サイト”と“手に取りやすいニュースレター”で会員と地域に価値を届けます。各支部の一つひとつの投稿が、全体の広報力を押し上げます。小さな一歩を積み重ね、次回会合では早速、成果(投稿件数・閲覧動向・メール到達状況)を数字で確認できるよう進めてまいります。